【.NET】C#/VBで使えるテキストエディタコントロール(コンポーネント)
C#やVB.NETで使えるテキストエディタコントロール(エディタコンポーネント)でライセンス条件が緩く、無償のものを集めてみました。
.NETで、テキスト編集の機能を実装する場合には、TextBoxやRichTextBoxでは、機能不足なことがありますが、自分で作るのは一つのアプリを完成させるくらいの労力が必要です。ここに挙げたものを検討してみると良いと思います。
ScintillaNET
配布サイト:ScintillaNET
世界的に有名なC++用のコンポーネントの.NET対応版です。
MITライセンス。
色分けや、ブロックの折りたたみなど、高度な機能をサポートしています。
海外製なので日本語のサポートが微妙です。単語をダブルクリックでの選択時に、日本語とアルファベットを区別してくれません(混在した状態で選択されてしまう。改造すればなんとかなるかもしれない)。
行の折り返しは、文字数で指定できません。コントロールの右端での折り返しのみです。
ルーラーはありません。
Footy2
配布サイト:なべしんのソフト工房
フリーで使用可能。
C++用のライブラリに、.NET用のラッパークラス(DLL)が公開されており、でC#やVBからアクセスできるようになっています。
Hot Soup Processorなどのエディタに採用されるなど実績があります。
文字コードの自動認識、高度なシンタックスの色分けや、クリッカブルURL、クリッカブルメールアドレスをサポート。
行の折り返しは、桁数で指定します。禁則処理もやってくれます。
Azuki
配布サイト:碧落
zlibライセンス。
.NET 2.0。 すべて、C#で書かれています。(ただし、unsafeなコードやWin32 APIの使用が多い)
シンタックスの色分け、矩形選択などをサポートしています。
行の折り返しは、ピクセル単位で指定します。(サイズ変更のイベントをハンドルすれば自力で可変にもできます。)ただし、括弧等の禁則処理機能はなさそうです。
AlpTextBox
配布サイト:AlpTextBox
.NET 1.1
フリーで利用可能ですが、ソースコードは配布されていません。リバース・エンジニアリングは禁止されています。
機能は少なめですが、基本的な色分け機能や、タブ、改行マークの表示がサポートされています。
行の折り返しはサポートされていません。
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Comments (1)
http://sourceforge.jp/projects/fooeditor/
エディターと銘打ってますが、内部で使用しているコンポーネントの自由みたいです
描写はDirect2Dのみで、Bidiテキスト、矩形編集・矩形選択、無限アンドゥ・リドゥ・コントロールの右端での折り返しをサポートしています
ただ、日本語の文章での単語選択ができないようです
中身はC#とC++/CLIのハイブリッドです
コメント by 通りすがり — 2011/11/18 金曜日 @ 20:49:19